正倉院展も、あと少し。
- Ritz PUB
- 11月7日
- 読了時間: 4分

11月の奈良は “本物の秋” が顔を出しはじめる季節。
こんにちは。
奈良・もちいどのセンター街(橋本町)のTEX-MEXバル
PUBLIC HOUSE Ritz のブログです。
気がつけば今年も11月。
10月から続く観光シーズンはまだまだ真っ只中で、
街を歩く観光客の数を見ると
「やっぱり秋の奈良は強いな」と実感しています。
奈良公園、猿沢池、東大寺、興福寺、春日大社…。
この5つは “THE 奈良” という感じのコースで、
ひとつのエリアの中に全部がまとまっている。
これはほんまに他の地域に無い魅力です。
移動距離が短いのに、世界観が濃い。
ここが奈良の “旅のしやすさ” の正体だと、僕はずっと思っています。
そして、そんな秋の奈良の風景の中でも
特にこの季節ならではの「節目感」をつくってくれているのが
やはり――
正倉院展 です。
■正倉院展は、11月10日(月)まで。
10月25日(土)にスタートして、
今年も残りわずか。
今年の展示も、
奈良時代の染織・工芸・意匠の立体感を
肉眼で“直接味わえる”貴重な期間。
普段は “ガラス越し” に見る歴史遺産と違い、
正倉院展は “この距離感” がある。
距離の短さ、光の反射、近くで見る立体表面。
この全部が、“生きてる歴史” という感覚につながる。
だからこそ、
毎年ほぼ同じタイミングで開催されても
飽きられない。
毎年、ちゃんと人が来る。
この「イベントなのに消費されていない」感じ。
これは奈良が持っている唯一無二の財産です。
■そろそろ紅葉も本気モードへ。
奈良は紅葉のピークは “もう少し先” だけど
木の種類によっては かなり色が始まっています。
奈良公園のシンボルのひとつは鹿ですが、
鹿の行動と落ち葉の色って、妙に合うんですよね。
茶色・橙・深い赤。
自然の色味のグラデーションの中に
鹿が “馴染む” というより “溶け込む” という感じ。
猿沢池は
今は興福寺五重塔の映り込みは見られません。
(現在、改修工事中のため覆いで外観が隠れています)
でもその代わり、
池は “色を映す鏡” になっています。
空の明るさ、雲の濃さ、木々の色、
その全てが水に染みて
ゆるいニュアンスの絵になる。
東大寺への道に差し込む日差しは
午前と午後で角度が変わり、
同じ1本の通りでも、風景が変わる。
春日大社の参道は
湿度と光の濃淡が季節を一番正直に見せます。
■11月の奈良は “体感差” が大きい
昼の、日差しが差している時間帯は最高。
“歩くだけで気持ちいい” という季節。
10月より空気の厚みが少ない。
スっと入ってくる感じ。
でも、日が落ちると一気に冷える。
上着がないと “秋” ではなく “冬の入口” の空気になる。
これは、11月あるある。
だから逆に言えば、
1日奈良で過ごす“濃度”が面白い月でもあります。
昼は散策向け、
夜は体をあたためる料理やドリンクが美味しいタイミング。
■PUBLIC HOUSE Ritzは、その“温度差の時間”によく合う店です。
奈良公園から徒歩圏内。
猿沢池からも徒歩圏内。
東大寺も興福寺も春日大社も、
全部 “歩きの動線の途中”。
昼はランチ・休憩・軽い食事に。
夜はゆっくりとした時間に。
そしてこの “夜” の時間に、Ritzのテキーラはよく合います。
夜の空気がキンと冷えると
スパイス・アガベ・ライムの香りが
輪郭を持って感じられる。
セルベッサやライトなショット
ハイボールベースの軽めの割りも、
11月の夜の空気には相性がいい。
“飲みやすい一杯” を挟むだけで、
旅の夜は一段ギアが変わる。
もちろん
「今日は飲まないよ」という方は
自家製ジンジャーエールやクラフトコーラもあります。
Ritzは
“旅の途中に寄るテーブル”
“1日の終わりに区切りを作るカウンター”
その両方ができる場所です。
■まとめ
正倉院展は11月10日まで。
紅葉はこれからが本格シーズン。
奈良は今、 “昼夜の温度差” が一番おもしろい時期。
昼は最高に気持ちよく、
夜は一気に冷える。
だから
昼は歩く気持ちよさを味わう。
夜は温度と香りを味わう。
奈良の秋は、二部制のようなものです。
その流れの中に
PUBLIC HOUSE Ritz を入れてもらえたら嬉しい。
今日も1日、奈良は気持ちいい空気です。
その途中で、
PUBLIC HOUSE Ritzにも
気軽に立ち寄ってください。

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